ざっくり説明

メジャースケールのダイアトニックコードの中で、不安定感が出るコードのことを指す。

ダイアトニックコードの5番目、7番目にあたるコードがドミナントになる。

がっつり説明

メジャースケール（キー）の7つあるダイアトニックコードの中で、 不安定感が出る役割があるコード のことです。

これはあくまでメジャースケールの話です。

マイナースケールになりますと、メジャースケールで言う所のドミナントは『ドミナントマイナー』と名称を変えます。

ドミナントマイナーに関してはこちらを参照してください。

では、7つあるダイアトニックコードの中のどのコードがドミナントなのか？それを確認しましょう。

Cキーを例に見てみましょう。

上の画像はCキーのダイアトニックコードです。

コードの下にギリシャ数字が描かれています。

（このギリシャ数字に関しては、アナライズのページを参照してください）

キーの基準となる音（CキーでいうC（ド））から数えて『5番目と7番目のベース音から構成されるダイアトニックコード』がドミナントです （分数コードは除く）。

この画像ではⅤ Ⅶの位置のコードがドミナントです。

つまりCキーにおけるドミナントのコードはGコード、Bm-5コードですね。

もう少し深掘りしましょう。

Cキーのスケールはド レ ミ ファ ソ ラ シ です。

5番目の音は ソ ですよね。Cキーにおけるソの音をベースに構成されるダイアトニックコードは Gコード です。

7番目の音は シ ですよね。Cキーにおけるシの音をベースに構成されるダイアトニックコードは Bm-5コード です。

以上の法則はメジャースケールのダイアトニックコード全てに当てはまります。

Dメジャースケール（キー）を見てみましょう。

Dメジャースケール（キー）のダイアトニックコードは以下の通りです。

D（Ⅰ）Em（Ⅱ）F#m（Ⅲ）G（Ⅳ） A（Ⅴ） Bm（Ⅵ） C#m-5（Ⅶ）

Dメジャースケール（キー）でいうと、ドミナントは Aコード と C#m-5コード となります。

別のメジャースケールのダイアトニックコードを書き出してみて確認してみると、より理解が深まるかと思います。

まとめ

ドミナントは不安定感が出るコードを指す！

メジャースケールのダイアトニックコードの5番目、7番目にあたるコードがドミナント！