半音



ざっくり説明

音楽理論における音程の最小単位のこと。


がっつり説明

音楽理論における音程の最小単位のことです。

具体的に言うと『音が隣あっている音程を『半音』といいます。

下の画像を見てください。



赤文字で示されている『ド』と『ド#(レ♭)』と『レ』の位置にあたる鍵盤を見てください。

白いドとレの鍵盤の間に、黒い鍵盤がありますよね?

この黒い鍵盤がド#(レ♭)の音になります。


『ド』と『ド#(レ♭)』と『レ』この三つの音で半音を考えてみましょう。

こうして鍵盤を見てみますと、例えば『ド』を基準にした時の『音が隣り合っている音程』に『レ』をイメージしがちです。

理由は『ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド』のスケール(音階)のイメージに引っ張れてしまうからです。

半音の音程とスケール(音階)は全く別物だと認識しましょう。

(スケールに関しては別の記事を参照)


では、『ド』を基準にした時の半音の音程はなんなのでしょう?

答えは一つしかないですね笑

『ド』と『ド#(レ♭)』と『レ』この三つの音で、『ド』を基準した時に『半音の音程』つまり『音が隣り合っている』のは『ド#(レ♭)』です。



もう一度画像を見て、『ド』と『ド#(レ♭)』と『レ』の鍵盤の位置を確認しましょう。

物理的にもド#(レ♭)の鍵盤は、レの鍵盤よりもドの鍵盤に近いですよね。

つまり、物理的な位置でも隣り合っているといえます。

ちなみにド#(レ♭)を基準にした場合は、ドが左隣、レが右隣にあるので、 ドとレの両方が半音の音程です。

レを基準にした場合はド#(レ♭)が半音の音程となります。


他の場所を見てみましょう。

下の画像を見てください。



赤文字で示さレている『ミ』と『ファ』、そして『シ』と『ド』の位置にあたる鍵盤を見てください。

ここで注目してもらいたいポイントは、 白い鍵盤の 『ミ』と『ファ』、『シ』と『ド』 の間には黒い鍵盤がないという点です。

これはミスなどではなく、元々 ミ』と『ファ』そして『シ』と『ド』の音は『音が隣り合っていて半音の音程』の関係であるため、このように黒鍵がない鍵盤の並びになっているのです。



まとめ

音楽理論における音程の最小単位のこと。

音が隣り合っている音程を半音と表す。