ソロギターアレンジ:『大きな古時計』

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楽曲紹介

童謡をソロギターで弾いてみようシリーズ、今回は『大きな古時計』をソロギターアレンジしてみました。

『大きな古時計』は1876年にヘンリー・クレイ・ワークによって作詞・作曲された童謡です。2019年現在から150年近く前ですね。

アメリカ発のこの楽曲ですが、ご存知の通り、世界中、そして日本でも大いに愛されています。Wikipediaによりますと、1962年にNHKの番組「みんなのうた」で一躍有名になったとされています。この放送からだとしても50年以上経っているわけですが、老若男女、誰でも歌える定番曲として浸透しています。

個人的な話ですが、『大きな古時計』は幼稚園に通っていた時に習いましたね。先生と周りの児童が歌っているので、訳も分からず口ずさみ、自然と身についたというカンジですかね。今のご時世、私のように、幼少の頃に歌い、自然とマスターしている方が大半なのではないでしょうか。この曲に限った話ではないのですが、自然と覚えた曲の場合、歌詞を意識しないで覚えていることが多いと感じます。イメージ的には、聴いた通りの音としてインプットしていて、歌詞を歌詞として認識していないというカンジでしょうか。この曲も例外に漏れず、歌詞の意味を知ったのは、小学生になってからでした。何度も歌っていたはずなのに、おじいさんが死んでしまったことに気づくのに大いに時間がかかってしまいました。

Wikipediaの話に戻ってしまいますが、原作の歌詞ですと、時計が動いていた期間は100年ではなく、90年らしいですね。これは翻訳を行った保富康午が、90年だと語感が悪いという理由で100年に変更されたということみたいですね。確かに90年では、100年に比べるとキリが悪いので良いのかもしれないのですが、日本語で歌いやすいかどうかという理由で、この数字を動かしてしまって本当に良いのかという純粋な不思議は感じますね。時計が動いていた時間が、即ちおじいさんが生きていた期間を暗示している訳ですから、おじいさんの寿命に関わってしまいますからね。翻訳する時って、結構このような事があるのかもしれないですね。

さて今回のソロギターアレンジですが、原曲の落ち着いた雰囲気を大切にアレンジしました。原曲が童謡ですし、みなさまのイメージからそれほど外れてはいないのではないでしょうか。この曲を弾いて、口ずさんでいた当時を思い返してみてはいかがでしょうか。