ソロギターアレンジ:『READY!!』
TAB譜面動画
演奏動画
楽曲紹介
アニソンをソロギターで弾いてみようシリーズ、今回はアニメ THE IDOLM@STERの第1クールのOP曲、『READY!!』のサビの一部をアレンジしました。
THE IDOLM@STER(アイドルマスター)シリーズはバンダイナムコから発売されているアイドル育成シミュレーションゲームです。ユーザはプロデューサーとしてアイドルの卵たちと一緒にトップアイドルを目指すというカンジです。アイマスは2005年にアーケード版がリリース後、多くのメディアで展開されています。詳細はWikipediaに詳しいですが、ゲームではアーケード・コンシューマー・ソシャゲとリリースされていますし、コミックス、ネットラジオ、アニメ版、劇場版と挙げたらキリがないくらいに広大です。さて今回アレンジした楽曲はアニメ版のOP『READY!!』です。アニメ版はいくつかありますが、今回の『READY!!』は2011年に放送された765プロを中心としたストーリーのOP楽曲です。この『READY!!』は第1クールのOPですが、765プロのライブの準備から開催までが表現されていて、トップアイドルを目指す彼女たちにぴったりなOPですね。第1クールの時点では、まだ765プロの面々は売れっ子というわけではなく、地道な下積み時代が描かれています。同クールの最後に大きなライブを成功させて人気が出るという流れですが、この『READY!!』は今後の彼女たちを表現していますね。
個人的な話ですが、私がアイマスシリーズと出会ったキッカケがこのアニメ版ですね。人気になるまでの描写が丁寧に描写されているところが印象的でしたし、人気になった後も、アイドルとしての華やかな側面だけでなく、人気アイドルであるが故の悩みがしっかりと表現されていている点は、他のアイドルコンテンツとは違った点なのではないでしょうか。ちなみにアニメ版を見終わった私は、その足で当時最新作だったPS3版の『THE IDOLM@STER 2』を購入しましたね。千早の選択肢がホントに難しくてパーフェクトコミュニケーションをほとんど出せなかった記憶があります。ゲームの話をすると、グラフィックスの進化は凄まじいですね。当時のPS3版でも「グラすごいな…」と思っていましたが、コンシューマ機(PS4)の最新作『ステラステージ』の表現力は素晴らしいですね。PS5で最新作が出るとしたら、いったいどれほどのものになるのか今から楽しみです。
さて今回のソロギターアレンジですが、サビ部分の一部をアレンジしました。イメージとしては、原曲の頭のサビ部分ですね。サビ全体を対象にしたわけではないため、非常にコンパクトにまとまったアレンジになりまして、おかげでお手軽にチャレンジできると思います。
『READY!!』をアレンジしようとしたキッカケですが、765プロのアイドルたちの誕生日を祝いたかったためです。ささやかながら、765プロの更なる活躍を祈ってやってみました。
演奏解説
全体解説
原曲が持っている明るいポップな感じを出すために、アタックミュートを使用した速いテンポの歯切れの良いアレンジを心がけました。テンポの目安は140BPMぐらいです。
そういった意味では、アタックミュートのエチュードとして良いのではないでしょうか。
運指に関しては、少し複雑です。譜面動画のダイアグラム譜を参考にしてください。
運指のポイントは、弾かない弦には極力触れないということです。弾かない弦に対して、あえて押さえて音を出さないようにする(ミュートする)という手法もありますが、テンポがかなり速いですため、余計な弦を押さえる余裕がありません。そのためコードトーン以外の音を鳴らさないように、余計な弦には触れないように気をつけましょう。
速いテンポに注意!始めはゆっくりと弾いて、慣れたら速くしましょう。
スコアを見ればわかる通り小節頭の1拍目が抜けることがあるので、自分で数えるか、メトロノームを活用しましょう。
でないとずれます!むかつくほどずれます笑
テクニック紹介
テクニック |
記号 |
解説 |
クイックアルペジオ |
波線 |
複数音をまとめて弾くのではなく、一つ一つの音を順番に鳴らすように少しだけ時間差をつけて弾く奏法です。 詳しくは特殊奏法:クイックアルペジオをご確認ください。 |
アタックミュート |
× |
右手の親指の側面などを弦に当てて、アタック音を出す奏法です。 詳しくは特殊奏法:アタックミュートをご確認ください。 |
ストローク |
↑↓ |
人差し指と中指(または中指と薬指)などで複数の弦をまとめて鳴らす奏法です。 詳しくは特殊奏法:ストロークをご確認ください。 |
※TAB譜の読み方はこちら、ダイアグラム譜の読み方はこちらをご参照ください。
ポイント解説
4小節2拍目ウラ〜5小節1拍目オモテ
運指ですが、セーハで1弦から5弦を押さえるフォームを採用しています。
このことから4小節2拍目ウラ〜4拍目ウラまでのメロディが他の所に比べて弾きづらいです。
加えて、5小節1拍目のフォームへのフォームチェンジが非常に難しいですね。
ここは非常に難しく私も何度もつまずきました笑
ここで軽く10回くらいはリテイクしたんじゃないかな笑
しかし、ここは運指の都合上どうしてもこのフォームになってしまうので、練習してなれるしかないですね…
7小節目・11小節目・15小節 3拍目オモテ
ここはそれぞれ2拍目ウラの音が伸びていて動作がありません。そのため、音がテンポからずれやすいので注意が必要です。
私の場合、7小節目は右手親指で軽く弾く動作だけして、ズレを防いでいます。
11小節目と15小節目はフォームの都合上、ミュートになっている5弦を弾いて、ズレを防いでいます。
7小節・11小節・15小節 3拍目ウラ〜4拍目ウラ
クレッシェンド気味に弾くと盛り上がる雰囲気が出せます。
次の小節の1拍目表のベース音が最大音になるように弾けるとグッドです!
こういう所がきちっと弾けるようになると、上達感が得られて楽しいですよね笑
どうぞ意識して弾いてみて下さい。