ソロギターの道具

ソロギターを始めるために必要な道具はこれだけ!

このページはソロギターを始めるために必要な道具(物品)をご紹介します。実はソロギターを始めるためには、それほど特別な道具は必要ではありません。これからご紹介する3つををご用意いただければ、すぐにソロギターを始めることができます!

  • チューナー

  • カポタスト

これから順番にご説明しますね。

ソロギターのための弦

アコースティックギターは弦楽器であり、1本のギターに6弦を張る必要があります。

アコギ用の弦は様々なメーカーから様々な弦が販売さていますが、ソロギターを始めるために特別な弦を用意する必要はありません。

6本がセットとして販売されているもののから気に入ったものを購入すれば良いでしょう。6本セットの価格帯は500円の安価なものから、3000円の高額のものまで多岐に渡ります。

ただ弦は仕様や価格帯によって多種多様であるため、何も判断基準がないと選びづらいという方もいらっしゃるでしょう。そこで「ソロギター向け」という視点から弦選びのポイントを2つ挙げます。

  • 弦の太さ

  • コーティング弦

弦の太さ

弦選びのポイントとして弦の太さが挙げられます。弦は細いものより太いものがオススメです。

弦の太さは演奏時の音量に影響を与えます。一般に弦が太いほうがより大きな音が出ます。

ソロギターはアルペジオを中心に演奏することが多く、あまり細い弦を使うと音量が小さくなってしまい、聞こえにくくなってしまいます。

音量の問題は多少強目に弾くことで解決することで対応は可能なのですが、太めの弦を張ることで容易に適切な音量を出すことができます。

弦の太さにはLight, Medium, Heavyといった指標があります。メーカーによって多少異なりますが、以下がおおよその目安となります。

  • Extra Light:細め

  • Light:普通

  • Medium:やや太め

  • Heavy:太め

ソロギターにおいては、Light、あるいはMedium程度が丁度良いと考えています。

Extra Lightは細いため、子供や女性の細い指でも押弦しやすいのですが、音量が出にくいです。

逆にHeavyは太いので音量は出るのですが、張力が強いため、ギターのネックが反るなどのギター本体を痛める可能性があります。

ソロギター用の弦はLight、またはMediumがオススメ!

コーティング弦

弦選びのもう一つのポイントはコーティング弦です。少し値は張りますが、予算に余裕があるのであれば、コーティング弦をオススメします。

コーティング弦とは、弦に特殊なコーティングをして弦の寿命を長くした弦のことです。弦は演奏するにつれて次第に劣化するものですが、コーティングが手の汗や空気中の水分を防ぎ、弦の寿命を長持ちさせます。そのためコーティング弦を張ると、頻繁に弦交換しなくても綺麗な音を長持ちさせることができます。

そもそもアコースティックギターで用いる弦はスチール弦です。(クラシックギターはナイロン弦)スチール弦には、使われる材質などによっていくつか種類があるのですが、以下に2種類をご紹介します。

種類 説明

ブロンズ弦

一般的な弦です。具体的に出したい音のイメージなどがなければ、この弦で十分と言えます。

3〜6弦の巻弦にブロンズと金属のスズの合金が使われています。

フォスファー・ブロンズ弦

豊かなサウンドで、高音域がよく出ると言われています。また、音の伸びも長く、ソロギター向きだと思います。

3〜6弦の巻弦にブロンズと金属のリンの合金が使われています。

以上をまとめると、フォスファー・ブロンズ弦のコーティング弦をオススメします。

ちなみに私は『ELIXIR』のコーティングタイプのフォスファー・ブロンズ弦のLightゲージとMediumゲージを組み合わせて使っています。

(1〜3弦はMediumゲージ、4〜6弦はLightゲージ)

チューナー

チューナーは張った弦の音を合わせる(チューニング)するための道具です。チューナーは何種類かタイプがありますが、クロマチックチューナーをオススメします。

通常のチューナーは決められた開放弦の調律にのみ対応しています。ただソロギターというジャンルは変則的に音を調律することが多々あるため、通常のチューナーでは苦労する場合があります。

一方クロマチックチューナーは1オクターブに含まれる半音などの12音をすべて調律することができます。

ちなみに私はグリップ式の『KORG PITCHCLIP PC-1』を愛用しています。

カポタスト

カポタストは弦の長さを短くする(音の高くする)ことによって、音を移調するのための道具です。「カポ」と省略して呼ばれることが多いですね。

カポは演奏の難易度を下げることを目的に使用されます。カポを使うことで、カポなしの場合に比べて押弦が容易になるためです。

譜面上には「5 Capo」などと表記されます。これは対象の楽曲を演奏する際は、チューニング後、5フレットにカポをつけることを意味しています。

カポは何種類かタイプがありますが、私はSHUBB社が販売しているものを愛用しています。

プロの方も使用者が多く、信頼性が高いことと、大抵のギターショップで販売していることが理由です。

あると便利なもの

ソロギターを始めるためには、必ずしも必須ではありませんが、あると便利なものをご紹介します。

メトロノーム

楽器練習にはメトロノームがあると便利です。

メトロノームは一定のテンポで音が出る、あるいは針が揺れる機器のことです。メトロノームの音や針に合わせて演奏しようとすることで、テンポが矯正されてムラのない演奏ができるようになります。

本物の針が動くタイプのメトロノームを購入しようとすると3000円程度のようですが(Amazon調べ)、最近はアプリとして無料で利用することができます。

以下にiOS・Android・PCでオススメのメトロノームアプリをご紹介します。

種類 説明

iOS/Android

「メトロノーム - ビート, テンポとリズム」がオススメです。

無料であることと音と視覚的にテンポを確認しやすいです。

iOS版 / Android版

PC(ブラウザ)

Googleで「メトロノーム」と検索すると、検索結果にメトロノームが現れます。

ちなみにiOS/Androidでもブラウザから同様に検索を行えば、同じように利用することができます。