タッピングハーモニクス 1


タッピングハーモニクスとは?

ハーモニクス(ナチュラルハーモニクスやテクニカルハーモニクス)を応用した奏法です。
具体的には、弦をハジくのではなく、タッピングすることによってハーモニクスを鳴らします。

タッピングハーモニクスと楽譜
楽譜では『T.Harm.』と表記されていることが一般的です。
下の楽譜を見てください。





タッピングハーモニクスの楽譜上の表記から見てみましょう。

『T.Harm.12』と書かれているのは、12フレットをタッピングして、ハーモニクスを鳴らすという意味です。
続いて、6つある菱形の数字を見てください。
これは、どの位置にタッピングハーモニクスをするのかを示しています。
上の楽譜では12となっているので、12フレットを狙ってタッピングハーモニクスをするということになります。
菱形の数字の隣の数字は、左手で押さえる弦を示しています。
つまり上の楽譜では、全ての弦が0(開放弦)になっているので、弦はどこも押さえないということになります。
このようにタッピングハーモニクスは、通常の左手でどの弦を押さえるかという表記に加えて、どの場所をタッピングハーモニクスで鳴らすのかという表記を併記して示します。
また、タッピングハーモニクスも通常のハーモニクスと同様に、TAB譜、五線譜共に菱形の記号または、菱形の数字によって表記されます。

タッピングハーモニクスの弾き方
では実際にタッピングハーモニクスを鳴らしてみましょう。
左手はどこも押さえる必要はありません。
右手の中指で12フレットを狙って、弦を軽く叩いてみましょう。
この時、叩いた右手は叩きっぱなしにせずに、叩いたらすぐに空中へと逃がしましょう。
叩いたまま弦に触れているとハーモニクスが鳴りません。
 叩いたら素早く右手を浮かすのが、うまくハーモニクス鳴らすコツです。


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動画を参考に練習しましょう。