ナチュラルハーモニクス 2

ハーモニクスポイント

試してみればわかりますが、ハーモニクスは全てのフレットで出るわけではないです。
例えば1フレットを押さえてハーモニクスを出そうとしても音は出ません。
ハーモニクスは基本的には、ハーモニクスポイントと呼ばれる位置でしか音は出ません。
下の画像を見てください。



ハーモニクスポイントは画像上の赤い点の箇所です。
つまりハーモニクスポイントは4フレット、5フレット、7フレット、12フレット、19フレットです。
私の個人的な印象としては、よく使われるのは7フレットと12フレットです。
 4フレットと5フレットでハーモニクスを出すときは、弦を弾く際に、サウンドホール上ではなく、ややブリッジ側を弾くと音がよく出ます。


ハーモニクスの音程
『ハーモニクスって綺麗な音だけど、実際は何の音が鳴ってるの?』と気になる方がいらっしゃるかもしれません。
当然の疑問です。気になりますよね。
ハーモニクス音は、ハーモニクスポイントを押さえて弾いた時に得られる音と同じ音です。
つまり、1弦12フレットのハーモニクスポイントの音はE音です。
また、1弦7フレットのハーモニクスはB音です。
それぞれの場所を押さえて弾くと、同じ音が鳴っているのがわかると思います。
でも、必ずしも同じ音程ではありません。
ハーモニクスの音程は、押さえて弾いた時に得られる音に対して、同音もしくは、1オクターブ上、2オクターブ上と、ハーモニクスポイントによって決まっています。
この辺の知識は、楽譜を書く時以外は不要と言えますので、ぼんやりと頭の片隅に入れておく程度でいいと思います。(私自身もあまり詳しくない(汗))