アニソンをソロギターで弾いてみようシリーズ、今回は「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」のBGM、『幼なじみ』をソロギターアレンジしてみました。

「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」は伏見つかさ原作のライトノベルです。オタクであることを隠している妹(高坂桐乃)と、兄(高坂京介)を中心とした物語です。「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」は電撃文庫から13巻が刊行されています。また2011年・2012年にはゲーム化、そして2010年・2013年にアニメ化されました。原作ですが、2013年に一度区切りがついたのですが、2019年に最新刊が刊行されまして、「俺妹」の世界は広がり続けています。

さて今回アレンジした楽曲はアニメ「俺妹」のBGM、『幼なじみ』です。この曲は主人公・京介の幼なじみである田村麻奈実のテーマソングです。麻奈実は京介にとって同級生であり、幼なじみ以上の存在でもあります。麻奈実は何かとアクティブな桐乃の対局的な存在として位置付けられています。原曲は作中で繰り返し登場する定番の楽曲でして、麻奈実が登場するシーンでは特に流れてきます。例えば3話で京介と麻奈実が公園のベンチに腰掛けているシーンで登場しています。このシーンでは真奈美が京介を膝枕に誘う訳ですが、京介と麻奈実の間柄や、物語上での麻奈実の立ち位置が表現されていますね。桐乃にやっとオタク仲間で出来て、京介にとってはつかの間の休息といったところで、麻奈実が京介にとって気の置けない癒しの存在として描写されています。そういった意味では、この『幼なじみ』は麻奈実の穏やかなキャラクター性をバツグンに引き立ててくれる楽曲ですね。ハーモニカのゆったりとしたメロディーでとても和みます。

個人的な話ですが、「俺妹」はTSUTAYAでレンタルして見ました。当時はレンタルDVDが全盛期だった時代で、店内をブラブラしていた時に、たまたま目について1巻だけ借りてみて、すっかりハマってまとめて借りたことを覚えています。サブカルチャー文化を中心としたストーリーは、当時はとても新鮮に感じました。主人公が突然、特殊能力とかに目覚める展開のものばかり見ていた私にとっては、結構衝撃的でしたね。さらに衝撃的だったのがラストですね。きっと観た人なら誰でも驚いたのではないでしょうか。

さて今回のソロギターアレンジですが、原曲の和みの雰囲気を大切にアレンジしました。原曲がシンプルな楽曲ですし、それほど違和感ない仕上がりになったと感じています。この曲を弾いて、疲れた心を癒してみてはいかがでしょうか。